園日記
カブトムシの飼育
こひつじ幼稚園にあるこどもの森(園庭)では、たくさんの虫を見ることができます。戸外遊びの時間に虫採りを楽しむ子がたくさんいます。
また、お部屋では幼虫から成虫になったカブトムシを飼っています。毎日子どもたちが周りにやってきて大人気のカブトムシです。
生まれたばかりのカブトムシはまだエサを食べずに土の中に潜って過ごしています。
「まだゼリー食べてないね」と心配する子どもたち。
1週間ほど経って、ようやくゼリーが少しずつ減っていく様子を見て「わあ、ゼリー食べたね」「今日は綺麗に無くなってるよ!」と、毎日嬉しそうに眺めています。
オスもメスも体力がついてきて「一緒に暮らしてもいいかな?」と子どもたちと話し合い、同じかごに入れてみました。
オスの方が力が強く、メスをつかまえる姿を見た子どもが「なんか喧嘩しそう、かわいそう!」と心配したため、みんなで話し合いを始めます。
「やっぱり、別々で暮らした方が幸せなんじゃない?」と考え、別々のかごで過ごすことに決めました。
子どもたちがカブトムシのことを考えて大切に思っていることが伝わり、カブトムシのお世話を通して慈しむ心が育っているのだなと感じます。
また、虫が苦手だった子も「背中だけなら撫でてみたい」と言って、触れるようになりました。
カブトムシという昆虫の小さな命に向き合い、関わる中で大切に育てようとする心が育まれています。
これからも子どもたちと見守り大切に育てていこうと思います。