園日記
夏の遊び~虫捕り~
毎年、夏になると、こどもの森にセミの鳴き声が響き、子どもたちが虫網・虫かごを手に虫捕りに目を輝かせています。
こどもの森では、あちらこちらにセミの成長過程を感じることができますよ。
地面にはセミが出てきた穴、木や葉っぱにはセミの抜け殻をよく目にします。
(地面に空いている、直径1センチ程の穴はセミが出てきた跡です)
幼虫のセミたちは地面の中から成虫になるために、こうして地上に出てきます。
先日、子どもたちとセミを探していたところ、羽化する前のセミの幼虫を見つけました。
抜け殻と思い手にした子どもたちは動く幼虫に「動いてるー!」「セミの赤ちゃんだ」と驚きながらも嬉しそうです。
その後、子どもたちと絵本でどのようにセミが生まれて来るかを見ましたよ。
虫かごの中は狭くて飛べないので「生まれてきたら森にさようならしようね」と約束をし、少しの間観察しました。
背中から出てくることを知り、「だから背中が割れてるんだ~」と納得した様子の子どもたち。
調べてみると、なんとセミの羽化の成功率は50%にも満たないそうです。
今鳴いているセミたちは色々な危機を乗り越えて、元気に生まれてきたと思うと命の尊さを感じますね。
子どもたちにも虫などの生き物に触れ、自然と小さなものを思いやる優しい心が育っているようです。
暑い日が続いていますが、皆さんも熱中症には十分お気を付け下さいね。