園日記
雨どいを使った遊びの知恵
こひつじ幼稚園の園庭こどもの森の中で、
子どもたちの大好きな遊び道具の一つは、”雨どい”です。
雨どいは一般的には建物の屋根などに設置されているものですが、
こひつじの子どもたちは毎日それを水場に運んでは水を流し、
落ち葉や 部屋で作ってきた廃材の舟を浮かべたり
グラウンドに川を作ったりして遊んでいます。
日々の遊びの中で、子どもたちは”とい”を
地面にただ置くだけでは水がよく流れないことを知っています。
年長さんだけのお泊り保育1日目。
水場からいつもはグランドの方へ伸びている”とい”が、ジャングルジムの
裏手の方へ伸びていました。
よく見てみると、蛇口のすぐ下には”とい”に角度をつけるための支えとして
砂場のおもちゃのザルが立ててありました。
面白いことを考えたなぁ
と思って迎えた二日目の朝の自由遊び。
前日一度は片付けたものの、続きをしたかったようです。
砂場から
「やったぁ!」
と喜びの声が聞こえました。
“とい”を工夫して継ぎ合わせ、砂場まで水をひくことに成功していました!
元へ辿っていくと・・・
蛇口のすぐ下の支えは、この日は なんとホース。
“とい”と”とい”のつなぎ目の支えには、おもちゃのカゴやフライパン。
支えの高さを徐々に変えていくことで”とい”にほどよい傾斜をつけ、
ジャングルジムの裏を通り、遠くの砂場まで水をひいたのでした。
年長さんの知恵、あっぱれ!
毎日の遊びが、子どもたちの豊かな学びに繋がっていることを感じた
一場面でしたよ♪