園日記

干し柿作り

2021.12.30

家の軒先に柿が吊るされているのを見ると、「日本の冬」という感じがしませんか?

昨年に引き続き、こひつじ幼稚園でも干し柿作りをしましたよ。

 

年長さんに声をかけ、渋柿をピーラーで剥いてもらいました。

おうちでお手伝いをしていてピーラーを使い慣れている子もいますが、

「どうやって剥くの?」と最初は戸惑う子も。

始めの部分だけ少し手伝ったり、「お友達がしてるのをよーく見てごらん」と言うと、

自分でピーラーの角度などを工夫しながら剥いていける子がほとんどでした。

お友達と一緒剥くとあっという間。

150個あった渋柿が、2日かけて年長さん64人にどんどん剥かれていき、、、

吊るすと 幼稚園内がなんとも言えない 素敵な風景になりました。

「皮を剥いたら渋柿を味見してみよう!」

と、小さく切った柿を渡すと、

「しびれるみたいな味ー!」という声が聞かれる中、

「・・・おいしい!!もっと食べたい!!」

と、多くの子が予想外の反応。

もっと食べたくて、頑張って何個も剥く子もいたくらいです。

一口で「うっ・・・」とギブアップしていた教師たちは、そんな子たちにびっくり 😯 でした。

ピーラーを使い慣れず、ほんの少し指を怪我した子もいましたが、

一つ剥き終わるまで、ぐっと集中して取り組む姿に、

やはり

「子どもって手を動かすことが好きなんだなぁ」

と感じた活動でした。

 

 

そして終園日には、各クラスで一人1/3個~1/2個ずつ味わいましたよ。

「あんなに渋かった柿が、干すだけでこーんなに甘くなったんだね。

栄養も、元の柿よりずっとあるんだって」

と伝えると

「おいしい!」「本当に甘いね!」「力が湧いてきた」

という声。

それに交じって、「渋柿の方がおいしかった」という稀有な意見も・・・(笑)

 

クリスマスシーズンに干し柿。

園内の景観的にはほんのちょっとミスマッチな気もしましたが、子どもたちにとっては

充実して、美味しい経験がまた一つできました♪

 

 

2021年もいよいよ終わりを迎えますね。

本年も大変お世話になりました。

皆さんが素敵な新年を迎えられますよう、職員一同お祈りしています。